従業員エンゲージメントを高めることで企業は持続的に成長する

最近、世界中の企業で「従業員エンゲージメント」という言葉が注目を集めています。

「従業員エンゲージメント」とは企業と従業員の関係性のことを表しており、従業員エンゲージメントの向上は企業の成長に欠かせません。

企業のビジョンに共感して仕事をする従業員が増えることで、企業の生産性が向上するのは言うまでもないでしょう。

また、少子高齢化の影響から人材確保に課題をかかえる企業が多い現状からも、従業員との良好な関係づくりは企業にとって大変重要なことです。

今回は、今後の企業成長に必要不可欠な「従業員エンゲージメント」について、そしてその必要性について解説していきます。

1.従業員エンゲージメントとは 

従業員エンゲージメントとは「企業に対する従業員の自発的な貢献意欲」という意味で使われます。

つまり、従業員エンゲージメントが高いということは、企業のビジョンや目標に共感し、従業員自身もそれを実現したいと強く思っていることです。

単に企業への忠誠度が高いということではありません。

「婚約」といった意味を持つ「エンゲージメント」という言葉から想像すれば分かるように、企業と従業員が同じ方向に向かって結束している状態が「従業員エンゲージメントが高い」ということになります。

 

2.従業員エンゲージメントが高まると企業が持続的に成長する

企業が成長し続けるためには、従業員エンゲージメントの向上は必須条件です。

ここでは、従業員エンゲージメントが高まることにより生み出される効果について紹介していきます。 

売上と利益が向上する

従業員エンゲージメントが高いことが直接的に売上・利益につながるわけではありませんが、売上・利益を最大化するためには従業員エンゲージメントの向上が必要です。

従業員エンゲージメントの高い従業員が多いほど一体感が生まれ、企業はより良い製品やサービスを提供できるようになり、全体のパフォーマンスが向上します。

その結果、顧客エンゲージメントが向上するため、売上・利益を最大化することにつながります。

顧客エンゲージメントの重要性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

「顧客エンゲージメント」を高めて優良顧客を獲得する方法

2017.11.23

グローバルに組織人事コンサルティングを展開している「AON Hewitt社」の調査によると、従業員エンゲージメントが1%増加すると0.6%の売上増に貢献できるというデータも出ており、従業員エンゲージメントが企業の業績においても重要なことがうかがえます。

 

従業員の離職率が下がる

従業員エンゲージメントが高いことは、優秀な人材の流出を防ぐことにもつながります。

アメリカの経営・人事管理コンサルティング会社、CEB社が出す「従業員エンゲージメントと離職率の関係」を調査したレポートによると、

従業員エンゲージメントの高い従業員の離職率1.2%に対して、従業員エンゲージメントの低い従業員の離職率は9.2%となっています。

離職率が低くなり、従業員エンゲージメントの高い従業員が働き続けることで、企業の持続的な成長を実現します。

 

3.従業員エンゲージメントが高い企業の取り組み

実際に従業員エンゲージメントが高いと言われる企業はどのような取り組みをしているのでしょうか?

ここでは従業員エンゲージメントが高いといわれている企業の取り組みを一部抜粋して紹介します。

サイバーエージェント

出典:株式会社サイバーエージェント 公式ホームページ

社員モチベーションの高い企業日本一に輝いたサイバーエージェント。

サイバーエージェントでは、従業員エンゲージメントを高めるためにさまざまな取り組みを行なっています。

社内コミュニケーションを円滑にする取り組み

社員間のコミュニケーションギャップを埋める仕組みづくりの一環として「アクティベーション室」を立ち上げ、社内の活性化について話し合う場を作っています。

インターネット広告事業本部では、毎月発行している社内報『ホンカツ』で、経営メッセージや事業部の方向性、特集記事、社員の意外な一面や人柄が見えるようなコンテンツを社員に届けることで、企業と社員のつながりを強めています。

革新的な福利厚生

①macalon(マカロン)パッケージ

働く女性を支援するための福利厚生システムで、ママ(Ma)がサイバーエージェント(CA)で長く(lon)働けるように、という意味が込められています。

②2駅ルール・どこでもルール

会社から2駅の区間に住む場合に支給される「2駅ルール」という住宅手当。

会社の近くに住むことで、社員同士が私生活でも一緒に過ごしやすいようにと採用されたシステムです。

 

小松製作所

出典:小松製作所 公式ホームページ

建設機械日本シェア第一位、世界シェア第二位の小松製作所は、2012年より従業員エンゲージメントの強化を始め、マネージャーを対象に以下の取り組みを行ないました。

  • 経営陣を含む全従業員に、小松製作所の価値観を記した小冊子「コマツウェイ」の配布
  • プロフェッショナルとして働くための教育研修体系を整備
  • 柔軟性に優れた育児・介護支援などの充実した休暇制度
  • マネージャー層が気を配るべきポイントの明確化

 これらの施策により、マネージャー層および従業員が自社への愛着が強まり、従業員が持つべき考え方や心構えを明確に伝えることに成功。

その結果、小松製作所は2012年度の売上高1兆8849億円から、2014年度には1兆9786億円を達成、売上高営業利益率では2012年度11.2%から12.2%まで改善することに成功しました。

 

Google

出典:BUSINESS INSIDER JAPAN

働きがいのある会社で有名な世界的企業Googleも、従業員エンゲージメントを非常に重要視しています。

Googleといえば、卓球台やボーリング場、マッサージルームが完備された独創的なオフィスに、無料の社員食堂といった働きやすい職場環境が有名ですが、同社の高い従業員エンゲージメントを支えているのはそれだけではありません。

Googleでは、従業員エンゲージメント向上につながる取り組みを多数行なっていますが、今回はその中でGoogleが掲げる「最高の上司」の8つの条件を紹介します。

  1. 『良いコーチであること』命令を下す人間でなく、気づきを与える人間
  2. 『チームを勢いづけ、マイクロマネジメントをしない』細かいことにこだわらないモチベーターとしての役目
  3. 『メンバーの成功に関心を持ち、積極的に関与する』傍観者ではなく参加者であること。
  4. 『生産的かつ成果主義である』結果はプロセスの延長戦上にある。
  5. 『良いコミュニケーターであること』人間関係の起点として存在する。
  6. 『部下のキャリア開発を支援する』部下にとって仕事の上役でなく人生の先輩であること。
  7. 『チームのための明確なビジョンと戦略を持つ』ぶれない信念と柔軟な対応力
  8. 『チームにアドバイスできる技術的な専門知識を持つ』すぐれた相談者としてのスキルを身につける。

このマネージャー像を体現しているリーダーが多いからこそ、Googleは高い従業員エンゲージメントを実現できているのです。

 

4.従業員エンゲージメントが高い企業の共通点

企業によって事業内容や規模はさまざまですが、従業員エンゲージメントが高い会社には共通点があります。

ここでは従業員エンゲージメントが高い企業の共通点を紹介していきます。

①企業のビジョンが共有されている

従業員が企業の考えに共感し、愛着を持つことで従業員エンゲージメントは向上します。

そのため企業のビジョン・理念を共有することが、高い従業員エンゲージメントを実現するために最も重要です。

企業のマインドや方向性を常日頃から従業員に共有するために、多くの企業が「社内報」を発行するなどの取り組みをしているのです。

②社内のコミュニケーションが円滑

コミュニケーションが取りやすい職場環境が従業員エンゲージメントを高めます。

透明性のある情報提供と、従業員が積極的に発言できる環境づくりが重要です。

コミュニケーションが取りやすければ気軽に社員同士が集まることができるため、個人のビジョンを語り合ったり、お互いに賞賛し合える文化ができあがります。

③イノベーションを生み出す風土

イノベーションを生み出す風土は、従業員がワクワク感を抱いて仕事を取り組むことにつながります。

イノベーションを起こし、自分たちで革新的な製品やサービスを生み出すことで、社会に大きく貢献することができます。

④従業員の成長機会がある

人は誰しもが成長欲求を持っています。

そのため、定期的に成長機会を与えることで従業員エンゲージメントの向上につながります。

⑤優秀なリーダーが存在する 

まず経営陣(リーダー)はビジョンを明確化する必要があります。

その上でマネージャーが効率的に業務管理を行ない、従業員と円滑なコミュニケーションを取れる環境づくりをしましょう。

そうすることで、企業のマインドが従業員に伝わりやすくなるため、従業員エンゲージメント向上につながります。

⑥福利厚生が充実している

ワークライフバランスをうまく取れている従業員は、積極的に仕事に取り組むため生産性が向上します。

仕事と家庭、プライベートのバランスが仕事のモチベーションにも影響します。

そのため、福利厚生プログラムが機能的に運営されているかも確認すべき項目の一つです。

5.社内報アプリを使って従業員エンゲージメントを高めることができる

とは言うものの、従業員エンゲージメントを高める取り組みにはそれなりの費用がかかるため、すべての企業で簡単に実現できることではありません。

そのため、費用をおさえて従業員エンゲージメントを高める方法として注目を集めているのが、社内報に掲載するような情報を従業員に発信する「社内報アプリ」です。

社内報アプリがあることで、従業員エンゲージメントを高める施策の中でも特に重要視すべき社内の情報共有をスムーズに行なうことができるようになります。

社内報アプリを活用すれば、企業の方針や代表の考えなどを従業員に発信することでビジョンの共有ができ、アプリを通して透明性のあるタイムリーな情報を従業員に届けることができます。

アプリに自社の情報のみがまとまっているということが、メールやLINE@での情報発信と大きく異なる点です。

また、自社のアプリが存在するということ自体が1つのイノベーションであり、スマホに自社のアイコンが存在することで従業員が愛着を持つことにもつながります。

実際に社内報アプリを導入いただいている企業の従業員のかたからも、以下のような声をいただいています。

  • 「以前より情報を気にかけるようになった」
  • 「メールで配信されていた頃よりも情報に気付きやすい」
  • 「スマホに自社アプリのアイコンがあることが新鮮」
  • 「空き時間に自社アプリを開くようになった」

もちろん、弊社アプリクッキングでも社内報アプリを活用しており、社内の情報共有やビジョンの共有を行なっています。

この社内報アプリは、アプリクッキングがアプリ制作サービスを始めることになった原点でもあります。

アプリクッキングでは「社内報アプリ」を通して、多くの企業の従業員エンゲージ向上に貢献できればと思っています。

 

6.まとめ

今回は、企業における従業員エンゲージメントの重要性について紹介しました。

従業員エンゲージメントの向上は、企業の成長、すなわち売上・利益の向上につながります。

また、最近は少子高齢化が進み、人材確保に悩まれている企業が多いため、従業員エンゲージメントを高めることが特に重要視されています。

従業員エンゲージメントの向上は、今後多くの企業が取り組まなければならない課題の一つかと思います。

従業員エンゲージメントを高めたい企業のかたは、「社内報アプリ」の導入を一つの取り組みとして検討してみてはいかがでしょうか?

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