インスタグラムで買い物!注目機能ShopNowの情報とその活用方法について考察

Instagramにネットショップの機能(「Shop Now(ショップナウ)」というみたいです。)がつくと公式ブログ(※1)で発表がありました。すでにアメリカではいくつかのブランドで試験運用がされているみたいなので、日本でも実装される日はそう遠くはないのかなと思います。

公式ブログから発表があったのが昨年の11月。そこから試験運用が進み、今年の3月にはプログラミング不要でタグ付けする感覚でショップボタンをつけることのできるセルフツールの紹介(※2)もありました。Instagramでショッピングができるようになれば、何よりユーザーが非常に便利なると考えられるので、ECサイトを運営している企業は大きく戦略を練り直さなければならないかもしれません。

そこで、おそらく近々実装されるであろう、Instagramのショッピング機能「Shop Now」について情報を整理し、今、企業がとっておいたほうが良いと思われる行動と対策をまとめてみました。

本記事は2017年4月に公開した記事です。2018年6月5日Facebook社の発表(※3)を受け加筆修正しました。

インスタグラムから買い物ができる時代に

冒頭でも説明しましたが、Instagramから買い物ができるようになるみたいです。今回の機能の特徴は、広告ではなく、オーガニック投稿(通常の投稿)に反映されるという点が大きいでしょう。

 開発映像の動画も発表されています。

動画を見てみると、投稿した写真に価格を表示したタグをつけて、それをタッチすれば購入ページへリンクできるというものみたいですね。

今の段階では、運用していている企業から手数料などは一切とっていないみたいです。手数料や出店料がかからず、商品の購入ページへInstagramのリンクがつけられるのは、企業にとってもかなり大きなメリットになりそうです。 

現在わかっている情報

まだ正式な発表ではなく試験運用の段階ですが、わかっている情報をまとめます。

  • 1回の投稿では最大5つまで商品を登録できる。
  • 決済の手数料はかからない。
  • オーガニック投稿でショッピングができる。
  • 写真をタッチすると商品の詳細ページが表示される。
  • 詳細を確認したあとに購入ページへ移る。

商品購入までの手順

1:オーガニック投稿から気になる商品を見つける。

2:写真にタッチすると値段が表示される。

3:さらに、欲しい商品にタッチすると、商品の詳細ページが表示される。

4:詳細を確認して、欲しいと思えば購入ページへうつる。

というのが流れです。

商品の詳細ページは、Instagramのブラウザ内で開かれます。他のサイトへ移るわけではないので、詳細をみて違うと思えばまたInstagramに戻ってこれるようになっています。

詳細ページを追加した理由についてInstagramは公式ブログで以下のように説明しています。

Instagramの内部調査では、大多数の人々が1日以上時間をかけて商品の購入を検討しており、1日以内に購入する割合はわずか21%でした。 Instagram利用者は、Instagramでの発見を楽しみにしており、興味を持った製品については情報収集に時間をかけることが分かったため、今回テストを実施する機能は、Instagramで商品を購入するまでの過程で役立つものとなると考えています。

引用:Instagramでショッピング

成果を出すためにはプロモーション力が必要

この機能はInstagramが広がりだした当初から要望が多かった機能です、特に、広告を出す予算のない中小企業や個人ブランドなどでInstagramをプロモーションに活用している人は多いものの、リンクがつけれないため導線が結び辛いことが課題でした。

実際にどこまでの範囲に実装されるのかは今の所不明ですが、もしも全ユーザーが対象となればビジネスに活用している人の多くが使い出すと予測できます。

しかし、昨今のInstagramはできる限り「ユーザーに関連度の近い投稿」を表示するようにアルゴリズムが変化しています。これは、Facebookも同じ流れで、「いいね!」や「フォロー」をしてもらっているからといって、必ず表示されている訳ではありません。投稿を見つけてもらって、さらには直感的に「買いたい!」と思わせるためには、企業のプロモーション力が一層問われるようになるのではないでしょうか。

インスタグラムのショッピング機能を有効活用する方法

ここまでの情報をふまえて、Instagramのショッピング機能を有効活用するために、1つのモデルケースを考えてみました。

それは、公式アプリを組み合わせ、Instagramとアプリで全てを完結させるという戦略です。

Instagramと公式アプリの特徴をまとめます。

Instagramの強み 

多くのユーザーが使用しているSNSである。

決済ページや商品の詳細ページを持つことが可能。

Instagramの弱み

他のユーザーの投稿に紛れる可能性がある。

新商品を出しても知ってもらえない可能性がある。

公式アプリについて

公式アプリの強み

最新の情報をアプリでユーザーへ配信出来る。

公式アプリの弱み

アプリで決済を行うと手数料が発生する(30%) 

このそれぞれの特徴をいかします。

まずは、それぞれの役割を明確にします。

  • Instagramの役割:新規客の獲得。商品の説明と決済
  • 公式アプリの役割:リピーターへの情報提供とユーザーの窓口

これを明確にし、戦略を組み立てていきます。

商品購入までの導線は、

  1. Instagramで初回の購入
  2. 購入者にアプリをダウンロードしてもらう。(具体的な方法については、多数のECサイトで実践したノウハウがあります。気になる方はお問い合わせください。ここでは割愛します。)
  3. 公式アプリのプッシュ通知で新商品の発表やセール情報を発信する。
  4. プッシュ通知を見たユーザーはアプリを開き、アプリからInstagramにアクセスする。
  5. Instagramで商品を確認し、決済を完了させる。

という流れです。

もちろん、お客様に開いてもらうためのプッシュ通知戦略や、Instagramにアップする写真などにはこだわっていかないといけませんが、楽天やAmazonに頼らず決済を完結させることが可能になるかもしれません。

追記

2018年5月15日

日本でも確認できるアカウントに実装されていましたので画面とともに紹介します。

SHOP NOWの実装が確認できたのは、スポーツカメラメーカーの「GoPro」の公式アカウントです。

写真には白い点がついており、商品の位置が示されています。(この点はしばらく時間が経つか、写真に2回タッチすると消えました。)

買い物マークのついている写真をタッチすると価格が表示されます。

価格を確認し、商品をタッチするとInstagramの商品ページへリンクされました。

商品ページには、トップに製品の写真。

その下に外部サイトへリンクされている「購入する」のボタン。

さらに下にいくと、同じ投稿につけられていた別の商品の写真が表示されています。

製品ページの下には、Instagramに投稿された写真が一覧で表示されています。

ここは、SHOP NOWのタグを設定した写真のみが表示される仕様になっていました。

「購入する」のボタンを押すとランディグページと決裁ページへリンクします。

ですので、購入ページは独自のものを用意する必要がありそうです。

追記2

2018年6月5日ついに!日本でもショッピング機能が実装されるとFacebook社から発表がありました。

2016年11月に機能の発表。

2017年3月にアメリカで実験開始。

そこから1年以上。ショッピング機能の発表から追い続けてきましたが、やっと日本のアカウントでも見ることができそうです。

内容をまとめます。

テスト運用が発表されているアカウント

今回、日本でのショッピング機能の導入にあたり、Baycrews (@baycrews)、BOTANIST (@botanist_official)、creema (@creemajp) 、Gilt Japan (@giltjapan)、minne (@minne_official)、ZOZOTOWN (@zozotown_official)*の計6ブランドによるテスト運用を実施しました。

出典:Facebook公式ブログ

上記の6アカウントに実装され、テストしていくとのことです。

また、機能の導入に必要な条件は下記となります。

ショッピング機能の導入に必要な条件

上記に対応しておく必要があるとのことです。

まとめ

この機能はきっと、Instagramをプロモーションに活用している多くの企業が待ち望んでいるものではないでしょうか。いざ発表された時に生かすことができるかどうかは今からの準備にかかっていると思います。実際に弊社のお客様にもこの機能の追加を見越してInstagramの強化に力を入れているかたもおられます。事前に戦略をたてておくことで、ライバルよりも一歩先をいくマーケティングを行おうという考えです。

もしもまだ対策をしていないという方は以下のような点をチェックしていてください。

  • ビジネスページを立ち上げ、投稿を充実させておく
  • ビジネスページにファンやユーザーを獲得しておく
  • 定期的に投稿する習慣をつけておく
  • 運用体制を整えておく
  • プライベートな投稿との住み分けをはっきりさせておく

引き続き、情報収集を行いながら、新しい情報を得れば加筆修正していきます。

 まとめ追記

今回、GoProに実装されていることが確認できましたが、この他にも使用しているアカウントはあるかもしれません。

何か「こんなのあるよ」と情報あれば、お教えいただけますと嬉しいです。

今回実際に触ってみて、商品の発見から購入までの導線が圧倒的に変化していくと確信しました。

同じ投稿でもPC画面からはタグが確認できなかったので、おそらくモバイル版のみの実装かなと思います。

PCの時代からスマホの時代へ変化してきている中で、企業のマーケティング戦略もスマホ中心に考えていかないといけませんね。

文中参考資料

※1 2016年11月2日Facebook公式ブログ

「Instagramでのショッピングをよりシームレスにするため、複数パートナーと共にテスト運用を開始」

2016年11月2日 Instagram公式ブログ

「Instagramでショッピング」

※2 2017年4月10日

【米国】Instagram社、ブランドのフィード投稿写真に販売機能を付加、“オーガニック”な投稿写真から製品購入が可能に

※3 2018年6月5日

「Instagram、フィード投稿から商品が購入できる「ショッピング機能」を日本国内で導入開始(Facebook公式ブログ)

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