アプリが当たり前になれば世界が変わる!2人のアプリ女子が語る「アプリを通じて実現したい世界」

スマートフォンの普及率が70%を超え、2020年には5Gという驚異の通信速度が誕生し、今後、マーケティングの中心が「スマホ」になっていくと考えられています。

スマートフォンはアプリの世界です。

これまでのWEBというプラットフォームから脱却し、様々なアプリが独自のプラットフォームを築きつつあります。

今回、アプリクッキング副社長の坂口と対談をおこなった「テーブルクロス」の城宝社長もアプリで独自のプラットフォームを築いている起業家の一人です。

  • なぜ、事業にアプリというチャネルを選択したのか?
  • アプリだからできる、アップデートという進化
  • アプリを展開していくためのマーケティング戦略について

など「アプリを通じて実現したい世界」というテーマで話を聞いていきました!

アプリが当たり前になれば世界が変わる。アプリを通じて実現したい世界

坂口:今日はよろしくお願いします。企業がこれからのマーケティングを考える上で、スマートフォンやアプリは欠かせないチャネルになると思うんですね。アプリクッキングとテーブルクロス、開発者と事業主で立場は違いますがアプリを活用した事業をそれぞれ展開しています。

そこで今回、城宝さんに「アプリオーナーの目線」でみた「アプリ」とはどのような存在なのか?話を聞いていきたいと思います。

テーマは「アプリ女子が夢みる未来」としておきましょうか。よろしくお願いします。

城宝よろしくお願いします。

坂口:まず、私から読者の方へ向けてゲストの紹介させてもらいますね。

(株)テーブルクロス 代表取締役CEO城宝薫さん

城宝さんは、「テーブルクロス」という飲食店予約アプリを展開されています。アプリを通じて予約をすると、予約した人数分の給食費が途上国のこどもたちに寄付されるというアプリです。

事業内容については、ご本人からお話いただくこともあると思いますのでここでは簡単な紹介に留めておきます。

では、インタビューに移りたいと思います。

実現したいのは、「習慣の中の当たり前」。アプリは必然の選択だった。

坂口:まず、城宝さんにお伺いしたいことは、「社会貢献」というビジョンを実現するために、なぜ、「アプリ」というチャネルを選択したのでしょうか?

他にも色々と選択肢があったと思うのですが、初めにアプリを立ち上げた理由をお聞かせください。

 

城宝:私がテーブルクロスで実現したいことは、「日本人にあった寄付モデルを創る」ということなんです。

世界中に様々な社会問題がある中で、「寄付」が誰かの助けになれるシチュエーションは必ずあります。ですが、欧米に比べると「寄付をする習慣」が日本ではとても薄いという現状。。

そこで、日本人あった「寄付モデル」をつくりたいと思い20歳の時に起業をしました。

事業内容を考えた時に出てきたキーワードが「お金の負担をかけずに」「習慣の中で出来る」という2つでした。そのキーワードを紐解いていき辿り着いたのが、「予約」だったんです。

予約には、お金の負担も掛かりませんし、習慣の中で出来ますよね。

「予約をするだけで誰かの役にたてる」という文化創りまでしていこうと考え、立ち上げたのがテーブルクロスです。

坂口:アプリ以外の方法は考えませんでしたか?

 

城宝WEBサービスはこれから作りこんでいくので、結果的にはどちらも整うことにはなりますね。

一番最初にアプリを選んだ理由は、WEBサイトだと資本力がある大手企業と競合してしまうからです。1年で数億円のコストをマーケティングにかけている企業と、これから市場に進出する資本力がないベンチャー企業が戦って勝つのは難しいなと思ったので。

そこで、コアなファンを先につくり、日常生活で利用している人がある程度集まった時点でWEBサービスを展開する。

ファンができていればWEBサービスを立ち上げた時も、大きな宣伝費をかけなくてもファンが拡散してくれます。

この流れが戦略としてはいい道筋なのかなと考えアプリをはじめに作りました。

 

坂口:なるほど。アプリクッキングも創業当初は「For Your Fans!!(あなたのファンのために)」をコンセプトに掲げていました。アプリって誰のためにあるかと考えると一番は「ファンのため」と考えていたんです。

そこから様々な方とアプリのお話をさせていただきましたが、多くの企業は「新規集客」に課題を持たれていることが多いなと気づきました。

その背景にあるのは何か?と考えると、これまで頼りにしてきた「広告」が効かなくなっているという市場の状況だったんですね。

アプリクッキングの考えるアプリとは、広告媒体として使うのではなく、企業の広報活動として使うアプリです。

今いるお客さんの満足度をあげるために、情報を整理し、アプリを中心に広報をしていく。アプリをダウンロードしてくれている「企業にとってのコアなファン層」へ広報し、情報を届けることで口コミや紹介を生み出しませんかというご提案です。

そこで必要となるのは顧客との円滑なコミュニケーションが取れるツールです。

企業によってカスタマイズができ、独自のユーザー体験が提供できる公式アプリは必ず必要になる時代が来ると思うので、そのような話を軸にアプリについてお伝えしています。

坂口:具体的な例でいうと、チャット機能プッシュ通知によるコミュニケーション。また、ユーザー目線に立つと、情報が一つにまとまっているということも、物言わぬコミュニケーションだと思います。

企業の情報がアイコン一つにまとまっていて、スマホを通してワンタッチで全てが解決できる。知りたい情報は知れるし、問い合わせがしたければチャットや電話やメールですぐにアクションが取れる。

このユーザー体験を提供できるのは公式アプリだけだなと思います。

思っていたスピードよりも市場の動きははるかに遅い。

坂口:城宝さんが20歳のころに起業されたテーブルクロスは今年5期目に入ったと伺いました。当初予定していたスピードと今の現状は早いですか?遅いですか?

 

城宝:圧倒的に遅いです。。

スマホが普及し始めたのがここ数年の話なので、どれだけアプリに対しての認知が広まっていくかまだ未知数なところがある印象ですね。

実際に習慣の中でずっと使い続けるアプリって実は10個ぐらいしかないのかなと感じたりもするので、如何にして習慣の中に溶け込み思い出してもらうかを考えていかないといけません。

私たちは、アプリをつくることがゴールではなく、ユーザーにダウンロードしてもらい、思い出してもらい、つかってもらって初めて成果に繋がります。

このマーケティングにかかるコストは予定してたものの10倍以上かかっているのが現状です。

坂口:そうなんですね。

実は、アプリクッキングも立ち上げ当初に予定していた成長速度よりも圧倒的に遅いんです。。。

その大きな理由が市場との感覚の違いでした。

私の中で次はアプリだろうという感覚はあったものの、市場の感覚は全然違い、公式アプリがそもそも伝わらないという状況で、アプリという感覚を認知してもらうことに手こずっています。笑

 

城宝:確かに。私もアプリのダウンロード方法を教える機会って意外と多いです。

アプリの内容を紹介するよりもダウンロードを教えることはよくあります。

 

坂口:やっぱりありますよね!

LINEもFacebookもInstagramもアプリ。だけど、これをアプリと認識していない。このギャップに苦戦しています。笑

「アップデート」という進化は顧客へ提供できる大きな価値

坂口:テーブルクロスのアプリは最近アップデートされましたよね?

「アップデート」という進化ができることはアプリの大きな魅力だと思いますが、アップデートした理由や背景を教えてもらえますか?

2018年3月10日大幅アップデートしたテーブルクロスのアプリ。(公式ブログより)

城宝:もともとのアプリのUIはそれほど使いやすいものではなかったんです。

その理由がアプリを作り込むよりもまずは、サービスとしてローンチして走り出すことが重要だと考えていたからなのですが、最近エンジニアを採用することができたことでサービスの改良を進めていけるようになりました。

今、飲食店の予約アプリとして習慣的に使われているものと同じくらいのUIまでは高めたいと思っていて、同じように使えるものの、テーブルクロスだと予約すれば誰かのためになってるという付加価値をつけていきたい。その第一弾の改良でした。

 

坂口:アプリクッキングも立ち上げから2年間は新機能の追加などはしていませんでした。というのも、そもそもアプリが市場に認知していない状態で開発をすすめてもユーザーの声を反映したものにはならないだろうと思っていたからです。まずはマーケティングを固めていこうと考えていました。

去年の11月ごろに開発のリソースが確保できたので、そこからはお客様からの要望を吸いとり機能の追加などのアップデートに対応しています。

今は、製品を良くしていくフェーズに入っているので、事例を増やしながらどんどんアップデートを重ねていきたいですね。

アプリクッキングも2018年に管理画面をアップデートし大幅に機能を追加した。(PROモデル3.0)

事業主と開発会社。それぞれの視点からみるアプリのマーケティング戦略

坂口:アプリを盛り上げるためのマーケティング戦略はどのように考えていますか?

 

城宝:テーブルクロスの場合、アプリの認知だけが広がってもサービスは動きません。

広告媒体として飲食店さんに認知してもらうことと、ユーザーにアプリをダウンロードして予約をしてもらうこと。この両輪を回転させていかないといけません。

今、取り組んでいることだと、1ヶ月10本以上のメディア媒体(新聞、雑誌、TV、WEBメディアなど)に出演して認知を獲得しようと動いています。

また、PRとマーケティングとメディア戦略の他に「草の根活動」に私たちの強みがあると思っています。

事業説明会を月に7回。講演会を月に10回。とコツコツした地道な草の根活動をファンの人と一緒にしていくことで強力なファンを集めていくようにしています。

そこが事業の根幹です。

おかげさまで半年前は1ヶ月50店舗ほどの新規登録だったのが、今では1ヶ月450店舗を超えてくるようになってきました。

これも営業の草の根活動の成果ですし、徐々にテーブルクロスの認知が広がってきているなと感じています。

大手予約サイトと変わらないUIを目指し、日々アップデートを続けるテーブルクロスのアプリ

坂口:アプリクッキングも企業の認知やサービスの内容を伝えるために毎週火曜日と金曜日に大阪・東京でセミナーとサービス説明会を開催しています。

セミナーはアプリについての内容だけでなく広くモバイルマーケティングやSNSについての内容で開催しており、ここへの集客に力を入れていますね。

うちは営業マンがおらず、パートナーからの紹介や販売が主なので、セミナーを通じた広報に力を入れていかないといけないという状況です。

アプリを通じて創りたい未来とは?

坂口:次のステップは、どのようなビジョンを描かれているのでしょう?

 

城宝:私は冒頭に述べたように予約という日常の行動で「寄付が当たり前になる習慣」をつくっていきたいです。

展開としては、飲食店だけでなく、ホテルや美容室などあらゆる予約サイトを立ち上げていくことを視野に入れています。

そのために具体的な次のステップとして、今年の夏に間に合うわせようと動いているのがWEBサービスの立ち上げです。

そこは、世界中の言語に対応していて、日本人だけでなくインバウンドの外国人もターゲットにしていこうと考えています。

今、テーブルクロスを利用して頂いている6000店舗の飲食店の方にも、もっといいサービスがあれば情報提供をしていきたいですし、飲食業界だけでなく、予約業界が活性していけば地域も日本も活性化していくと思います。

そこをテーブルクロスが実現できるように未来をつくっていきたいですね。

アプリクッキングさんは?

 

坂口:アプリクッキングはアプリを生み出すことが使命です。ですので、公式アプリの専門店として日本一の会社になることを目指しています。

また、アプリクッキングは社員がほぼ女性なのですが、女性が働きやすい環境を整えていくことも私たちのビジョンとして思い描いています。

IT業界の仕事ってすごく面白い環境だと思うんです。

日本のIT業界で女性がたくさん働いて、お客さんからもITについて気軽に相談してもらえるような会社にしていきたいと考えています。

まとめ

なぜ、起業しようと思ったのですか?とインタビューで尋ねると、「私は、社会貢献しかしたいことがなかったんです。」と満面の笑顔で答えられた城宝さん。

起業家として、経営者として、一人の女性として、「習慣の中でできる当たり前の寄付」という文化づくりを目指し、力強く前に進む城宝さんの姿に、アプリクッキングも対談を通じて大きな刺激を与えていただきました。

アプリにしかできない顧客体験の機会を提供し、社会に貢献し続ける企業であるために、アプリクッキングのアプリも日々アップデートを重ねながら前に進んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

 

取材協力

株式会社テーブルクロス

代表取締役社長 城宝 薫 様

URL:https://tablecross.com/app/

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