プチプラファッション研究所、通称”プチ研”は、レディースのプチプラファッションに関わるメディアで、30代40代の女性に向けて「失敗しない私になるためのWEBマガジン」をコンセプトにサイトを運営されています。また、お役立ち情報の配信のみならず、プチプラでも高見えするアクセサリーブランドも立ち上げ、更なる展開をされています。今回は、プチ研やアクセサリーブランドを立ち上げ、プチ研の編集長やファッション系専門学校の講師としても活躍されている山ノ内智也さんに、プチ研公式アプリを運用するまでの背景や、活用法を取材をさせていただきました。
「解決できそうでできない」ファッションに関する悩みを解決できたら
まずは山ノ内さんにプチ研を立ち上げたきっかけを聞かせていただきました。
「僕自身が今までずっとアパレル業界で働いていたのですが、ファッションに関してモヤモヤした時とか悩みとかをWEB上で検索した時に、ジャストな情報が出てこなくて。例えば、数年前になるのですが、深めVネックが流行った時に、”どう着たらいいかわからない”や、ウエストベルトが流行った時に、”トレンドとして取り入れたいけど、どう大人っぽく着こなしたらいいかわからない”など、ファッションに関する悩みや疑問の声がよくあがっていました。そういった悩みや疑問を、社内のファッション大好きな子達に「これどうやって着こなしたらいいの?」って聞いたら、すぐ答えてくれるんですよ。でも、同じ内容をWEB上で検索してもなかなか出てこなくて。専門の人に聞けばすぐに答えが返ってくるのに、WEB上だと情報がなかなか見つからないっていう状況をなんとかできたらなと思って、そういうメディアが一つあってもいいんじゃないかなと思って、立ち上げたっていうのがきっかけですね。」
ファッション専門家が監修。ユーザーからの信頼も熱いメディア
「メディア編集部のスタッフに関しては、全員が元アパレルの経験者で、+αで専門の方に監修もしていただいている"ファッションの専門家"が運営している情報メディアになります。情報系のメディアって大きく3つの種類があるなと感じていて、一つ目は、ファッション系の情報を扱うまとめサイトですね。プチプラからハイブランドまで網羅してる便利なサイトなんですけど、記事を読んでいると、はたしてこの記事を書いてるライターさんはファッションのプロなのかどうか、疑問に感じてしまうことがありました。
二つ目は、ファッション系ECサイトの運営するメディアがあったんですけど、ブランドの関係者やアパレルのプロが解説しているというのはすごくいいんですけど、やっぱりメディアの特性上、メインで紹介されるのが自社ブランドの商品のみだったんですよね。自分がユーザーになった時に知りたかったのは、「いろんなブランドと比較したけどやっぱり自社の商品が一番」や、「GUやユニクロと比べてどうなの?」など、”客観的な視点で比較している情報”が知りたいなと。客観的な視点という部分に着目すると、そういう記事は出てこなかったんですよね。
三つ目が、ファッション雑誌等が運営する情報メディアですね。最新トレンドを紹介してくれたり、専門家が執筆した記事だったりが比較的多くて信憑性もあると思ったんですけど、ファッション雑誌の特性上、ミドルからハイブランドが多いんですよね。すごく可愛いのはわかるし欲しいけど、中々手に届く価格じゃないような・・・(笑)
上記のように、大きく3つにカテゴライズされていると感じた時、この3つの良いところを凝縮させたような、"①ファッションの専門家が運営する"、"②客観的な視点から発信する"、"③予算に合わせたプチプラ系ファッションの紹介"をするメディアがあったらいいのになと思って立ち上げました。」
ユーザーの滞在・接触時間を長くするために最良のツール
山ノ内さんに、アプリを活用してみようと思ったきっかけをお聞きしました。
「ファッション系ECサイトを担当していた時代にアプリを使ったんですよ。その時に、アプリを使ってくださる層は顧客ロイヤリティが高いと感じていました。また、1日24時間のうち、できるだけメディアを見たり使っていただける時間を増やしてもらえるようにはどうしたらいいかっていうのをずっと考えていて。公式アプリをリリースすることで今の課題感を解決できる有効な施策になるなと思ったんですよね。
情報メディアの特性上、顧客を増やすのは難しいということもあり、アプリを通して顧客ロイヤリティを高められればと思ったのがきっかけですね。」
お役立ち情報を最新でお届け。公式からのお届けでユーザーの安心感もUP
「アプリはプッシュ通知と情報の集約をメインで使っています。実際に使ってみて、自分たちから能動的に情報を届けられる点はとてもよいなと思います。
また、情報系メディアだからこそ、"アプリをちゃんとリリースしているメディアだよ"とユーザーに魅せられるのは大きな強みだと思います。
少し話がそれますが、ユーザーが安心・信頼してうちのメディアを見てもらえるための取り組みは非常に重要視しています。その分、安心感や信頼性を伝えるための予算や時間もかけていて、"プチ研の公式アプリがリリースされている"という点も一つの要因になっていると感じています。」
公式アプリダウンロードを促進するための3つの施策
大きく3つの施策をしていて、一つ目がスマホの一番ヘッダーの部分に表示されるスマートバナーです。二つ目は、サイトのサイドバーにバナーを常設しています。そして三つ目が公式LINEのリッチメニューにバナーを常設しています。各媒体で見ているユーザーにいつでもダウンロードしてもらえるように、できるだけバナーなどで訴求をしています。
山ノ内さんが考える”今後のプチ研とお客様の繋がり方”
考えていることが大きく2つあって、一つ目は"ダウンロード数を増やして、より多くの人に知ってもらえるように注力していきたい"です。二つ目は"アプリの使い方というか、アプリを使うメリットを打ち出してアクティブユーザーを増やしていきたいなと。例えば、アプリを開いたらプチ研のポイントがもらえる等、ポイントで遊べるような要素だったり、アプリ限定のプレゼント企画を実施したり、WEBにはないアプリならではの体験を提供できればと考えています。」
レディースのプチプラファッションに関わるメディアで、30代40代の女性に向けて「失敗しない私になるためのWEBマガジン」をコンセプトにサイトを運営されています。また、お役立ち情報の配信のみならず、プチプラでも高見えするアクセサリーブランドも立ち上げ、更なる展開をされています。