【2021年6月16日開催】山口県理容美容専門学校編

2021年6月16日、山口県理容美容専門学校の合志校長を招いて開催されたアプリ活用勉強会。

アプリを導入することになったきっかけや、合志校長が考えるアプリの立ち位置、今後の展望、DXについて・・・など、とても貴重で濃密なお話をしていただきました!

 

今回の記事では、合志校長による勉強会のハイライトをお送りしていきます!学校のアプリ運用を考えていらっしゃる方は特に、今回の内容をお役立ていただけますと幸いです。

では早速本編に入ります!

 

 

アプリを導入したきっかけ

 アプリを始めようと思ったきっかけは、一番最初は松本さんの営業からだったんですけれども、それまでにも、インターネットを使った広報活動ができないかなという気持ちがとても強くありまして、当然SNSを使ったりHPを更新したりというのは、やっておりました。

ですが、「アプリだったらもっと良い結果がでるかもしれない」って、なんとなくひらめいたんですよね。それから取り組もうと思いました。

それがきっかけです。アプリを使ってみたいという気持ちが強かったってことですね。

 

 

アプリを運用する中で意識していること

専門学校の学生募集なので高校生に向けてのアプローチができるだろうというのは当然なんですけども、在校生にむけての通知もできるなと感じていて、有効活用してます。

例えば、「今日は台風だからちょっとくるのが危ないかもしれないから自宅のまわりで危険な場合や通学に支障のあるかたは自宅で待機してくださいねというアナウンスも在校生向けにできます。

それと、保護者さんにもできますね。

保護者さんは、学校での取り組みを知りたいんですよね。だから色々、保護者様が安心していただけるようなアナウンスもできます。

あとは就職先にも通知ができるのがいいですね、就職先のかたっていうのは、人を採用することとどんな卒業生がいるのか、または新入生にむけてどんなプッシュできるかなということで、学校のことも知りたいし、求人活動もしたいんですよね。

それと卒業生にむけての取り組みもしています。

この学校を愛してくれたり母校だと思ってくれてる人たちが「ここで商売してますよ」とか、「こういうかたがいらっしゃいますよ」とか、これはHPでも紹介できるなと。

そういうふうに、アプリを通じていろんなことをお知らせできるなと感じてます。

いわば学校を中心として、また学生を中心としていろんな方達との関わりをもつことができるのがアプリだと思っていますね。

当然職員も全員ダウンロードしてますので、職員向けのアナウンスもできますよ。

そういう面ではもう便利に活用させていただいてます。

 

 

合志校長が考える、アプリとSNSの違い

SNSっていうのはみなさんたくさん使ってらっしゃるものがありますよね。

全国世界で使われています。

私は、FacebookにしてもInstagramにしても、全部「広告のツール」だろうと考えてますので、それはそれとして、エリアをきめながら広告すればいいだろうと考えています。

そしてそこからアプリをダウンロードして頂くんです。アプリは学生募集について囲い込みができるすごく強力なツールなんじゃないかなと考えています。

というのは、マーケットに向けて直接プッシュできますので、「こんなマーケットだったらこれをすればいいかな」というのがはっきりわかっているのが強みですね。

SNSとアプリの違いっていうのは、囲い込みが強くできるかできないかだと感じてます。

当然、LINEやSNSでもチャットはできるんですけども、それもやりながらアプリもやるんです。っていうのは、アプリはこちらからいろんなことを通知ができるがとても有効なツールだと考えておりますので。

 

 

山口県理容美容専門学校のアプリ活用法

アプリは情報発信のツールとしてとらえてますので、情報発信はきめ細やかに行います。

学校に関するいろんなことをお知らせしようというところから、例えば通信教育の学生たちに向けては「時間割の発表がありますよ」だとか、在校生に向けては、「フォトギャラリー更新できましたよ」というアナウンスだとか。

このアナウンスについては在校生だけではなく、保護者のかたにもわかるようにあえて配信してるんです。

色々な方に一つの情報を「その人にむけて」発信しているんですけれども、実はいろんなかたに知って頂こうという狙いがあって、幅広い内容を発信してます。 

SNSだったら最終的には「アプリをダウンロードしたらもっとよくわかりますよ」というのを付け加えていますね。

アプリをダウンロードしている人でしたら、「こういう情報をHPにのせてますよ」っていうアナウンスですね。

 

 

アプリダウンロード促進の取り組みについて

アプリの案内については、アナログの方式とデジタルの方式に分けています。

アナログの方式については、高校に行ったときや、学校に来校したりする人たちに向けて「アプリDLしてね」ってアプリのQRコードを載せたカードを渡したりしていますね。「これDLせんと帰れんよ」という冗談も交えたり。笑

あとは、SNSなどではいろんな情報の下に「山理美の公式アプリが~」って感じでダウンロードを促しています。おかげさまで、一回そのようなアナウンスをすると少しずつダウンロード数も増えてきています。

 

 

アプリを取り入れるときのスタンスが大切

今後のアプリの可能性は非常に大きいと思うんですね。

実は文科省だとか県のほうから「デジタル化をしてくださいね」というのは強くいわれてますので、いろんなところでデジタル化しなきゃいけません。ましては、DXという名前まで出てきて、最初DXの言葉を見たときは「デラックスかい?」と思いました。笑

「デジタルトランスフォーメーション」これ非常に難しかったんですけど、でもよく考えてみたら今ある業務をデジタル化するだけじゃないな、もっともっと奥が深いなと気がつきました。

で、そのためにいろんなことをまずはやってみようと。

その中でもアプリの可能性を非常に大きく感じて、取り組んでおります。ちょっとピントがずれてしまったかもしれないんですけれども、これは今から色々可能性が高いなというのを感じてます。

 

 

今後の展望

 言っちゃいますか。笑

文科省からもデジタル化と言われて、じゃあ何をデジタル化したら良いのかって考た時に一番最初に思いついたのは、「授業を遠隔する」っということだったんですね。

でも授業を遠隔するのもオンラインでしかできない。

しかもオンラインではなくて今たくさんあるのがオンデマンドなんですね。

今はオンデマンドのものを展開できないかなと考えています。

じゃあなにをオンデマンドするのかといったら、理美容学校ですから、「技術的なこと」これもあります。それからもうひとつ、目的を考えると、資格試験合格のための動画だとか、合格のためのコツとかポイントを動画で編集する。それともう一つは、いってみればここの学生だけじゃないけど同じように「知りたい」っていうかたがたくさんいらっしゃると思うんですね。

具体的に言いますと65歳以上、70歳以上の方がたくさんいらっしゃいますよね。

ということは理美容室にこれるかただけではない。理美容室にこれないかたのために今は出張理美容だとか、訪問理美容だとか、色々取り上げられてます。

で、これをやりたいというかたはたくさんいらっしゃるんですよ。

でも、どこで勉強したら良いんだろう、どんな資格がいるんだろう、どういうふうに運営していったら良いんだろう、そこまではなかなか知られていないんですね。

そこを動画でみなさんにお知らせするというのを考えています。で、その時に使えるのが、アプリじゃないかなと。 

アプリをダウンロードしていただければ、いろんな動画をみることができる。

いろんな動画を見ると、これもやってみよう、あれもやってみようといって、例えばよくネットフリックスだとかで動画配信がありますよね。

それによく似たものなんですけど、それの資格取得版みたいな。

いろんなところでやってると思うんですけど、そういうのも含めて「理美容学校」っていう教育機関が発信しても良いんじゃないかなと。

教育機関がそういうものをやってるっていうのは非常に大きなメリットに繋がるんじゃないかと思って、現在準備をしているところなんです。

 

 

 Q&A

Q:「情報配信」というのは、プッシュ通知を指してるのでしょうか?

 

A:

情報配信の捉え方は様々だと思うので、私の考えをお伝えしますと、これはいいなと思っているアプリの良さがあるんですね。情報を配信したら、アイコンに赤丸がつきますよね。それが気になる。それをみたときに、「あ、なんかきてるからアプリみてみよう」となる。

これはすごい強みですね。

プッシュ通知が主もなんですけども、「常にアプリに新しい情報があるよ」というような状況を作り上げることができるのもとても強いです。

アプリユーザーのリピーター作りができる。それがWEBサイトへのアクセスにも繋がります。

WEBサイトは作ったからといって、だれもみに来てくれないんですよね。じゃあどうやったらみにきてくれるんだろう?と考えるわけです。WEBサイトをいろんなところからみにきてくれるように仕掛けが必要だと思いますので、その辺りはSNSをつかったりアプリを使ったり。そこからWEBサイトに誘導して、最終的には学生の獲得につながればいいかなと。

で、プッシュ通知ということですけれども、必要な人たちには必ずプッシュ通知をして赤丸をつけています。赤丸がつかない媒体については広告をします。しっかりエリアを決めてね。広告っていっても大した金額ではないんですよ。エリアがもう決まってますので、そんなに高い金額ではありません。それでとても有効に活用しています。広告を活用してダウンロードに繋げています。

 

 

Q:オンデマンド配信について個人的に見る感じなのでしょうか?それとも授業をとって配信する感じですか? 

 

A:

オンデマンドはあくまで授業の補助であると考えてます。授業として成り立つのは、資格がある先生がその時間を授業したら同時に学生たちが共有しないといけない、それが授業です。

オンデマンドの場合は、復習・予習になります。

例えば、国家試験の合格コースを5つくらいつくって、技術編だとか筆記編だとか。それをみて、学生たちは復習予習ができます。そんなふうにしてオンデマンドのほうもちょっとずつ広めていけたらいいなと思ってます。

 

 

Q:動画配信は有料で考えていますか?

 

A:

今考えているのは有料配信で考えています。動画を1本またはコースを買っていただくというものです。購入したかただけがみれるというものです。どなたでもみれるということにはしません。そして売るための仕掛けも考えてます。いってみたらamazon primeですかね、「これもみたいな、あれもみたいな」っていう感じでコンテンツがどんどん積んでいくと思うんですけど、そういうのも考えてます。

あとはコンテンツのクオリティですかね。これがとても大切だと思います。動画の編集って誰でもできますしテロップをいれることもできるんですけども、誰でもがみれるようなものと、商品として売ることができるものは違うと思ってます。

 

 

Q:アプリについて、生徒さんや保護者さんの反応はありましたか? 

 

A:

学生たちが見ても良い時間に配信するようにしてます。授業中に配信する時もあるんですけども、そしたら授業中に学生が見ちゃいますので。(笑)

間違って授業中に配信しちゃうこともあるんですが、それはしょうがないかなと。できれば時間を決めて、12時だとか夕方6時だとか決めて配信すれば良いかなと思っています。学生たちはアプリをよくみていますので。

もう一つこの学校は、毎年入学した学生がつくるLINEのキャラクターがあるんですよね。例えば去年学生が作ったLINEスタンプがあったり、毎年学年ごとのLINEスタンプを販売してるんです。それについても、アプリで「できたよ」とアナウンスをします。

そうすると喜んでそれをみてくれますし、もちろん作ってくれた学生には無料でプレゼントするんですけども、そこから広まるだろうという考えです。

いろんなところで学生たちが活用してくれるような、親しみをもってくれるようなツールに育てていくことが大事だと考えてます。

 保護者様からの反応に関しては、学年ごとのフォトギャラリーがあるとお話ししましたけども、それは、誰でもみれるようにはしてないんですよね。

入学した学生と保護者様しかみれないようにしています。当然パスワードが必要なんですけども、「更新しましたよ。もしパスワードをここにお知らせくださいね、保護者のかたですか?学生の方ですか?」というようなフォームに入力して頂き、返信をするというかたたちです。すると保護者のかたから、「ギャラリーがみたいんですけど、パスワードを教えてください」などの連絡があります。

アプリからの配信を見てもらえているんだなと感じますね。

 

 

Q:アプリ以外では、どんなSNSを運用していますか?

 

A:

アプリ以外では、学校の広報活動ですからいろんな方法を使ってます。足で歩く訪問活動だったりとか、それから進路説明会だとか、そこで出会った学生や高校の先生にアプリの紹介をしてますね。SNSは全部つかってます。

これも、ずーっと続けて行わないとなかなか成果に繋がらないので、SNS間のシェア機能も活用しつつ、発信を続けています。

 

 

Q:それぞれのSNSで使い分けなどをしていますか? 

 

A:各SNSには同じ情報を流します。一つの情報を、例えば今回の学生募集の期限がきますよっていうのは全てに流します。必ず画像も作りますので、画像も同じのをあげます。キャラクターがいますので、キャラクターがしゃべっているような感じで。このキャラクターも学生たちが作ったんですよね。学生たちがデザイン応募をしてその子がつくったキャラクターとして発信をしてます。

学生はとっても喜んでますね。

  

 

Q:学生以外の人に向けてのアプリの優位性効果メリット、先生が感じていることがあれば教えてください。

 

 A:

理容美容という業界に関わっていますので、そういうかたたちのいわば後継者を育成しているんですよね。私たちの学校というのは。

常に就職先だとか、そして学生には必ず保護者がいます。そして学生には高等学校の先生がいますから、その学生を中心に関わりが必ずあるんですよね。

その方達にも、こんな学校でこんなことやってるんだっていう情報は常にお知らせをして、もちろんみていただけるみていただけないはあるんですけども、情報は常に発信していると、あ、こういうところで勉強しているのか、などの認知度があがっていくと考えています。

アプリとSNSでは発信力の違いが大きくあると考えているので、SNSも運用しつつ、相乗効果で情報をお届けできたらいいなと思いますね。

もうひとつ、学校ですから、会議がたくさんあります。理事会だとか協議委員会だとか。そういう場があれば、アプリのQRコードを載せている名刺を渡して、DLしてくださいねってお願いして直接広めています。

お店に行った時もぜひお客さんに広めてくださいってお願いしていますよ。

 

 

Q:広報担当のかたもいらっしゃるなかでご自身(合志校長)が発信されているところの意図をお聞きしたい。

 A:

私自身が興味があったと言いますか、学校の広報活動についてはいろんな考えを持ってましたので。高校生がどうしたら興味をもってくれるかな、どうしたら高校生に伝わるかなって、いろんなものを試しました。そのときに一番思ったのが、組織のなかで情報を共有することが多ければ多いほどうまくいくなと思いました。

同時にアプリは情報共有としてとてもいい、便利なものだなと思いました。

「今校長はこんなことを考えて、こういうことをやろうとしている」というのがわかれば、だんだんこっちのほうに動いてくれますし、アプリに関しても、こういうことをしたいんだけどどうだろうか?とかいいながら興味付けをしています。

最終的なおとしどころ着地は考えてあるんですけどね。(笑)

そういうふうにして少しずつ少しずつ、やっています。やっぱり学校ですから学生集めが最重要課題なんですね。その課題をどういうふうにして、意識してもらえるかなと考えたり。

学生満足度ってよくいうんですけど、学生満足度って何かな?って考えた時に、考え方は様々なんですが、「今こういうことを取り組んでる学校」という、取り組んでるってことが重要なんです。情報の共有のために工夫をしながらアプリで発信をしています。

それをトップがしなかったらなにも動かないだろうというふうに考えて、私自身が広報活動もおこなってます。

最終的には学生集めとして動いているという姿勢が重要になると思います。

 

 

Q :アプリを導入されて合志校長が感じられている効果ありますか?

 

A:

はい、これは実際の数字を話しますね。

学生数が約300%。申し込み数が3倍になったっていうことですね。

これはいろんな広報活動をしたなかで、アプリに頼るところは多かったです。

なんでそこまで学生が集まったんだろう?と考えた時に、やっぱり日頃の広報活動だと感じました。日頃のこうゆうことやりたい、こうゆうことやろうねっていうのがだんだんみなさんの意識になっていってると。

それだけでも十分学生の集まり方には変化があるかなと思います。

 

 

最後に 

WEBマーケティングってすればするほど積み重なっていってるような気がするんですよね。

最初はなかなか難しいかなのびないなと思っても、やればやるほど、効果がぐんと伸びる時がくる。

 私自身WEBマーケティングには興味があって、どういうターゲットだったりどんなワードだったらいいのかなとか、ワードを意識しながら文章を作っています。

「作って読んで頂くためには、どんな文章の配置がいいかな」と考えたり。

そういうのも気をつけながらやっているところです。

今からこのデジタルツールって当然色々広まって、いろんな教材もでてくるとおもうんですけども、そういう面でもアプリがとてもいいなと、期待をしてます。

 

PROFILE

山口県理容美容専門学校は、山口県山口市にある理容師や美容師の資格を取得できる専門学校です。

60年以上の歴史があり、たくさんの理容師や美容師が卒業しています。学生一人ひとりが一流の職業人を目指すことができる環境づくりと一人ひとりの成長が確認できる指導を行っています。

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