体操教室の活動をよりよくしていくために試行錯誤した答えとは。

始まりは、
介護のお仕事をもつ
5名によるボランティア活動

「体操アプリ」とは、本業で介護関係の仕事をもつ5名が本業以外の時間を使って(以下、パラレルキャリアと言う) ボランティアを活動していくことで、後に生み出されたアプリです。今回、体操アプリのメンバーである大谷さんと西川さんに、パラレルキャリアの活動内容や、アプリをリリースされるきっかけを話して下さいました。そこでお聞きしたのは、大谷さん・西川さん率いる5名の方々による素晴らしいボランティア活動。

主な活動内容としては、パラレルキャリアで地域の公民館や体育館を利用して、高齢者の方々に体操を教えていたそうです。コンスタントに高齢者の方々と体操をする活動を続け、多い時は100名ほどの参加者の前で体操をしており、大谷さんや西川さんも、その活動にやりがいを感じていたそう。「体操を通じて少しでも高齢者さんたちが元気になってくれたら良いな。」と思いながら活動を続けておられました。

しかし、大谷さんと西川さんは「体操教室をやっていくうちに僕達だけでできることが限られているということを痛感していったんです。一指導員がどれだけ頑張ったとしても100人のことをしっかり見ることはできませんでした。」そうおっしゃいました。そこで、やりがいのあるこの体操教室を、もっと新しい形で続けることはできないか、試行錯誤をしていったのだそうです。

 

試行錯誤をしてたどり着いた答えがアプリだった

 もともとは自分が勤めていた会社でやっていた活動だったんです。皆様からも好評を頂いているこの活動を続け、更により良くしていくために事業化していきたかったのですが、活動していく上でのパートナーが自治体ということが多く、事業性がないことから企業のボランティアの一貫として続けるのが難しくなってしまったんです。現状のまま続けることもできたのですが、あまりにも指導員の数が足りない。

そこで、どうにかして続けていく方法はないか?と考えました。まず、仲間をたくさん集めることを考えたのですが、この活動がどうやったらより良くなるかと考えたときに現実味がありませんでした。また、自分達自身で活動を始めたときは、チラシを作っていろんな介護事業所をまわったのですが、実績がないので全く信用されず。前は会社の活動の一貫だったので、それなりに公共事業も任せてもらえたのですが、たった二人で、ましてや本業と別でやっている活動となったら頼む側も頼みにくいですよね。

そこでどうしようかと考え抜いた時、アプリが良いと思ったんです。アプリを通じて体操の動画を配信し、介護職員さんや高齢者と携わるかた、自分の母親や父親などに見てもらい、高齢者のかたに伝えてもらう。自分達だけで体操教室を開くという考え方を捨て、誰でも体操を教えることができるようなものをアプリを通して発信する。アプリは誰でも見ますし、この方法なら、自分たちが伝えたいこともしっかり伝えられると思い、アプリをリリースすることに決めました。

 

アプリは自分達の活動の
「信用・信頼」に繋がる

 そして、どうやったらアプリが作れるのかを調べに調べ、アプリクッキングさんにたどり着きました。問い合わせをし、スムーズにアプリリリースに向けて話も進み、完成したアプリを見たとき、本当に感動しました。素直にテンションが上がりました!(笑)

そして驚いたのが、知り合いが経営している居酒屋で食事をしていたとき、とある整骨院の院長がいらしたので、アプリのことを話してみたんです。そしたら、その院長がすごく感動してくれて!すぐにスポンサーになってくれました。(笑)
正直、アプリができただけでこんなにまわりが協力してくれるんだ!と驚きました。今まで、チラシ配りなどで直接説明をしても聞いてもらえなかったのが、アプリとして形になっただけでこんなに変わるものなのかと。驚きと感動で、自分達がやろうとしていることに自信も持てました。これからアプリの作り込みをして、徐々に「体操アプリ」のことを広めていきたいと考えています。

 

高齢者さんと関わるかた皆で、
体操を教えていきたい

 アプリをリリースした本来の目的は「高齢者さんに運動してもらって、健康で元気な体づくりをしてほしい」ということ。ただ、アプリというツールは高齢者さん向けではないと思うんです。なので、高齢者さんに携わっている介護スタッフ、地域の方々にこの「体操アプリ」を見てもらい、自分が接している高齢者さんに体操を教えてほしいと考えています。

また、このアプリを使うにあたり、僕達が直接体操を教える訳ではなく、動画で体操を教えたり実際に体操を行っていくので、誰が見ても分かりやすい動画制作を心がけています。今100本くらい動画を作っているんですが、「わかりやすさ」を心がけてコンスタントに動画を作り続けるのは、正直想像以上に大変でした(笑)

 

アプリを通して
運動指導者を世の中に増やす
仕組みづくりを

 まずはアプリを通して体操の重要さを分かって頂きたいです。その中で、動画だけではなくもっと深く知りたいかた向けに「運動指導者の養成講座」のようなものをしていきたいと考えています。将来的には、指導者がアプリにログインできるようにして、そこに研修動画をいろいろ並べ、運動指導者としてレベルアップしていただけたらいいなと。

その際は、アプリを通して全国のかたからチャットで問い合わせできるような形にしていきたいと思っています。専門家にチャットで気軽に相談できるのは一つの強みになると思っているので。また、今は肩や腕など部位ごとの体操がほとんどですが、今後はお風呂でできる体操など生活シーンの中でできる体操、カリキュラム化した体操などの動画配信もしていきたいです。

 

PROFILE
体操アプリ

 「体操アプリ」とは、大谷さん・西川さん率いる5名の方々のボランティア活動を通して生まれたアプリ。地域の公民館や体育館を利用して、高齢者の方々に体操を教えていたそうです。コンスタントに活動を続け、多い時は100名ほどの参加者の前で体操をしており、大谷さんも西川さんもその活動にやりがいを感じていたそう。しかし、続けていくうちに「僕達だけでできることが限られている」ということを痛感したそうです。そこで、体操教室でアプリを使うという新しい形にチャレンジされました。

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